2017年 08月 01日 ( 1 )

道にまつわる怖い話★2つ




―――友人がお母さんからきいた実話だそうです―――





人ひとり通れるだけの狭い畦道を

母(=友達のお母さんのお母さん)の後に続いて歩いていたときのことでした



急に母が立ち止まり私の方に振り返りながら

「道を空けなさい」 と言います



母に倣って前方から来る誰かに会釈しながら道端に寄りました



母の陰になって見えなかったその人が目の前を通り過ぎる時

私はどんな人なのか確かめたくて眼を上げました





そこには誰もいませんでした





すれ違いざまの風の動きがあるばかりです

通り過ぎて向ったはずの私達の後ろにも

人の姿はありません




母にそのことを問うても何も答えてはくれませんでした

ただ私の手を後ろ手に引いて急ぎ足になっただけでした






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―――私の母の生前の体験談です―――






駅前の歩道を自転車を押して歩いていたところ

前方から女子高生の集団が道に大きく広がってこちらに向ってきます



誰かが気がついて道をあけてくれるだろうと思いながら進んで行くと

集団は甲高い声でペチャクチャ喋ったり笑ったりする壁になって母の前に立ち塞がりました

その壁には自転車を押して歩いている母の姿がまるで見えていないようです

たまらず「ちょっと通してもらえませんか?」 と言う母に向かって

その子達は 「端っこ通れや」 「クソ婆ァ」 などと悪態をつくのだそうです

お喋りと笑いと悪態の壁は全く崩れる気配もなく

怖ろしくなった母は震えながら一旦車道に降りてその壁をかわしたそうです




























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by luxannews | 2017-08-01 00:09 | 過去のこと | Comments(6)